【第17回】子どもにフッ素は必要?

   

〜むし歯予防の第一歩!安全性と効果をわかりやすく解説〜

こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。

保護者の方からよくいただくご質問のひとつが、

「子どもにフッ素って本当に必要なんですか?」
「フッ素って体に悪くないの?」
「いつから、どのくらい使えばいいの?」

という、フッ素に関する不安や疑問です。

今回は、フッ素のむし歯予防効果と安全性、小児期における使い方のポイントをわかりやすくご紹介します。


■ フッ素とは?

フッ素(フッ化物)は、自然界にも存在するミネラルの一種で、歯の表面に作用することでむし歯を予防する効果があります。

主な作用は3つ:

  1. 歯の再石灰化を促進する

  2. むし歯菌の働きを抑える

  3. 酸に強い歯をつくる(歯の表面を強化)

このため、世界中の多くの国で、子どもから大人までのむし歯予防に広く活用されています。


■ フッ素塗布のメリット(特に子ども)

乳歯や生えたばかりの永久歯を守る
→ 歯がまだ弱く、むし歯菌の影響を受けやすい時期に有効

継続的に塗布することで予防効果が高まる
→ 年に2〜4回程度の定期塗布が理想です

歯を削る治療を減らせる
→ むし歯になる前に予防することで、お子さまの負担を減らせます

保険適用で経済的
→ フッ素塗布は**保険で対応可能(1歳半〜12歳)**です


■ いつから始めるのがいい?

フッ素塗布は、乳歯が生え始めた1歳頃から開始可能です。
早ければ1歳半健診のタイミングで初めての塗布が行われることが多いです。

特に以下のタイミングでは積極的な塗布が推奨されます:

  • 乳歯列完成(3歳前後)

  • 最初の永久歯が生える6〜7歳

  • 奥歯(6歳臼歯)が生える頃(むし歯リスク高)


■ フッ素って安全なの?

「体に悪いのでは?」という不安もあるかもしれませんが、適切な濃度・頻度で使用すれば、フッ素は非常に安全です。

▶ 世界各国で使用実績あり

WHO(世界保健機関)や日本の厚生労働省も、フッ素の安全性と有効性を認めています。

▶ 歯科医院で使用するフッ素は「高濃度+適切な管理下」

ごく短時間の使用・塗布であり、飲み込む心配はほとんどありません。

▶ 家庭での使用(フッ素入り歯みがき粉など)は「低濃度」

年齢に応じた使用量を守れば、むしろ毎日の予防に効果的です。


■ ご家庭でのフッ素活用のポイント

  1. 年齢に応じたフッ素濃度を選ぶ
     例)
     - 0〜5歳:500〜950ppm
     - 6歳以上:1,000〜1,450ppm

  2. 歯みがき粉の量は“豆粒大”程度でOK
     → 飲み込みすぎない工夫としても◎

  3. すすぎは1回、少なめの水で
     → フッ素が歯に残るように

  4. 保護者の仕上げみがきも大切
     → フッ素入りジェルを使うとさらに効果アップ


■ フッ素塗布はどのくらいの頻度で通えばいい?

  • 基本は 年に2〜3回の定期塗布がおすすめ

  • むし歯リスクの高いお子さまは3〜4ヶ月に1回の頻度で通うと◎

  • フッ素塗布と同時に、**歯みがき指導・シーラント(奥歯の溝の予防処置)**も行えます


■ 織田歯科医院での取り組み

当院では、

  • 小さなお子さまでも安心のやさしい対応

  • 年齢・リスクに応じた最適なフッ素塗布プランをご提案

  • 仕上げみがきのコツや家庭でのケア方法も丁寧にアドバイス

  • ご希望があれば、シーラント・生活指導との組み合わせも可能です

「まだ早いかも?」「うちの子、歯みがき嫌がるんですが…」
そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。


📍織田歯科医院
〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
📞 0564-25-1818
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