【第45回】歯ぎしり・くいしばりしていませんか?

   

〜気づかぬうちに歯を傷つける“無意識の力”〜

こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。

「朝起きるとアゴがだるい」
「歯がすり減っていると言われた」
「ストレスが多い日ほど、歯が痛くなる気がする」

これらの症状、もしかすると**歯ぎしりやくいしばり(ブラキシズム)**が原因かもしれません。

今回は、気づきにくい「歯ぎしり・くいしばり」のリスクと、予防・対処法についてご紹介します。


■ 歯ぎしり・くいしばりとは?

歯ぎしりやくいしばりは、無意識のうちに上下の歯を強く接触・摩擦させるクセのこと。
起きているときも寝ているときも発生し、「ストレス」や「集中時」「噛み合わせ」などが関係しています。


■ よくある症状・サイン

🔸 朝起きたときアゴが疲れている・痛い
🔸 歯がすり減っている(歯の平らな面が増えてきた)
🔸 詰め物・被せ物がよく取れる
🔸 冷たいものがしみる(知覚過敏)
🔸 頬の内側や舌に噛んだ跡がある
🔸 頭痛・肩こり・耳の違和感がある

➡️ 自覚のないまま、歯や筋肉、顎関節に負担をかけていることも多いです。


■ 放っておくとどうなる?

🦷 歯の破折・ヒビ割れ
→ 強い力により歯の表面や根が割れてしまうことも。

🦷 被せ物・インプラントがダメになる
→ 詰め物やインプラントに過度な力がかかることで破損や脱離のリスクが上昇。

🦷 顎関節症の原因に
→ アゴの関節に負担がかかり、開けにくさ・音・痛みなどの症状が出ることも。

🦷 歯周病の悪化
→ 歯ぐきや骨に過剰な力がかかり、歯の揺れや歯周組織の破壊を早める可能性があります。


■ 歯科でできる対策

ナイトガード(マウスピース)の作製
→ 寝ている間に装着して、歯や関節への負担を軽減します。
 保険適用で作れることもあります。

かみ合わせ・筋肉のバランス確認
→ 噛む位置・歯列・筋肉の緊張具合を総合的にチェック。

TCH(歯牙接触癖)指導
→ 日中の“噛みしめ”をやめるための意識づけ方法。


■ 自分でできる予防・セルフケア

🧘‍♀️ 日中は「歯と歯を離す」習慣を意識
→ 安静時、上下の歯は2〜3mm離れているのが理想です。

🧘‍♂️ 深呼吸やストレッチでリラックス
→ ストレス対策が重要。首や肩の緊張をほぐすことも効果的です。

📱 スマホやパソコン時の姿勢を見直す
→ 姿勢が悪いとアゴに力が入りやすくなります。

📌 目につく場所に「歯を離そう」のメモを貼る
→ 意識づけが大切です。


■ よくある質問(Q&A)

Q. ナイトガードは毎日使わなきゃダメ?
→ 基本的には毎晩の装着がおすすめですが、症状の程度に応じて使い方を調整できます。

Q. くいしばりは治せますか?
→ 完全に“治す”というより、癖を減らしてコントロールするのが目標です。

Q. 歯科での相談はどんな流れ?
→ まずは問診・視診・必要に応じて型取りをして、適切なナイトガードやアドバイスをご提案します。


■ まとめ|“無意識の力”が歯と身体を壊す前に

歯ぎしりやくいしばりは、自覚がないまま大切な歯をすり減らし、削り、時に壊してしまうこともあります。

「もしかして…?」と思ったら、気軽な相談からで構いません。

織田歯科医院では、日常に支障を出さないケアと、痛みの少ないサポートを心がけています。


📍織田歯科医院
〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
📞 0564-25-1818
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