【第42回】歯周病と糖尿病の深い関係
〜お口と身体はつながっている。全身の健康は歯ぐきから〜
こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。
「歯ぐきが腫れる・出血するのが気になる…」
「実は糖尿病と言われていて…口の中と関係あるの?」
「健康診断で血糖値が高いと言われたけど、歯医者と関係あるの?」
実は、歯周病と糖尿病は互いに深く関係していることが明らかになってきています。
今回は、歯ぐきの健康が全身に与える影響や、お口のケアが血糖コントロールにも役立つ理由を解説します。
■ 歯周病とは?
歯周病は、歯ぐきの腫れや出血から始まり、進行すると歯を支える骨が溶けて歯がグラグラになる病気です。
日本では成人の約8割がかかっているともいわれていますが、自覚症状が少ないため放置されがちです。
■ 糖尿病とは?
糖尿病は、インスリンの働きがうまくいかず、血液中の糖がコントロールできなくなる慢性疾患です。
進行すると動脈硬化、失明、腎症、神経障害など全身への合併症を引き起こします。
■ 歯周病と糖尿病の“負のループ”
歯周病が糖尿病を悪化させる
歯周病があると、炎症性物質(サイトカイン)が血液中に放出され、インスリンの働きを妨げます。
その結果、血糖コントロールが悪化するという研究報告があります。
糖尿病が歯周病を進行させる
血糖値が高いと、歯ぐきの免疫力が低下し、細菌に対する防御が弱くなります。
→ 結果として、歯周病が悪化しやすくなるのです。
➡️ このように、歯周病と糖尿病はお互いを悪化させる関係にあります。
そのため、両方のコントロールが重要になります。
■ 歯周病ケアで血糖値が下がる?
最近では、歯周病の治療をすることでHbA1c(ヘモグロビンA1c)値が改善されたというデータもあります。
特に以下のケアが重要です:
✅ 歯石除去・歯周ポケットの清掃
✅ 正しい歯みがき指導
✅ 3〜4ヶ月ごとの定期検診・クリーニング
✅ 歯ぐきの腫れ・出血を早めに対処すること
■ よくある質問(Q&A)
Q. 糖尿病があると歯の治療は難しい?
→ 基本的な処置は問題ありません。ただし、血糖コントロールの状態に応じて治療内容を調整する場合があります。
Q. 歯周病が治れば糖尿病も治るの?
→ 歯周病の治療だけで糖尿病が治るわけではありませんが、血糖値のコントロールがしやすくなるというメリットがあります。
Q. 糖尿病の治療中ですが歯医者に通っていいですか?
→ はい。むしろ歯科での定期ケアは糖尿病管理の一環として重要です。
■ まとめ|口の健康は、全身の健康の入り口です
歯ぐきの腫れや出血は、単なる口のトラブルではなく、全身の健康へのサインかもしれません。
糖尿病のある方や予備軍の方こそ、定期的な歯科検診・歯周病ケアがとても重要です。
織田歯科医院では、糖尿病をお持ちの方にも安心して通えるサポート体制を整えています。
気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
📍織田歯科医院
〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
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