【第44回】最近むせやすい?

   

〜お口の“老化”は見逃さないで。オーラルフレイルを予防しよう〜

こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。

「食事中にむせるようになった…」
「滑舌が悪くなってきた気がする…」
「食欲が落ちた、あまり噛めなくなった」

そんな変化があれば、それは“オーラルフレイル”の始まりかもしれません。

今回は、**高齢者に増えている「お口の機能の衰え=口腔機能低下症(オーラルフレイル)」**と、その予防法や歯科でできるサポートについてご紹介します。


■ オーラルフレイルとは?

「オーラル(口)」+「フレイル(虚弱)」=お口のささいな衰え

  • 食べこぼしが増えた

  • むせやすくなった

  • 噛みにくい・飲み込みにくい

  • 声が小さく、滑舌が悪くなった

これらは、加齢や生活習慣による“お口の筋力低下”が原因で起こることが多く、
放っておくと栄養不足・誤嚥性肺炎・介護が必要な状態へとつながるリスクがあります。


■ こんな症状ありませんか?【セルフチェック】

☐ 最近、食事中によくむせる
☐ 柔らかいものばかり食べている
☐ 食事の量が減ってきた
☐ 話すのが億劫になった
☐ 口の中が乾きやすい
☐ 噛み合わせが合っていない気がする

➡ ひとつでも当てはまれば、口腔機能のチェックをおすすめします。


■ なぜ歯科で“口の老化”を見つけられるの?

歯科では、以下のような観点からお口の機能を総合的に診断・サポートしています。

  • 咀嚼(噛む力)

  • 嚥下(飲み込む力)

  • 発音・滑舌

  • 唾液量

  • 舌や唇の筋力

  • 噛み合わせや義歯の状態

これらを確認することで、まだ介護が必要でない段階でも「小さな衰え」に気づくことが可能です。


■ 織田歯科医院でできるサポート

🦷 噛む力・飲み込む力のチェック
🗣️ お口のリハビリ(口腔体操・滑舌練習)
🪥 義歯の調整や再作製で噛める口元に
💧 口の乾燥(ドライマウス)対策
🍴 食事の姿勢・食べ方の指導や介助相談も

必要に応じて、**地域の医科との連携(栄養士・内科医など)**もご提案します。


■ 家庭でできる!かんたん口腔トレーニング

あいうべ体操(口を大きく開いて「あ・い・う・べ」を繰り返す)
パタカラ体操(早口で「パ・タ・カ・ラ」と発音し、滑舌を鍛える)
舌回し運動(口の中で舌をぐるぐる回す)
しっかり噛む習慣(食材はできるだけ“歯ごたえのあるもの”を意識)


■ よくある質問(Q&A)

Q. むせやすくなったのは年のせい?
→ 加齢も一因ですが、口腔機能の低下によるものが多く、トレーニングで改善できる可能性もあります。

Q. 入れ歯が合っていないとオーラルフレイルになりますか?
→ はい。**噛めない・話しにくいことが原因で筋力が衰えるケースも。**調整や作り直しで改善できます。

Q. まだ自立しているけど、診てもらえますか?
→ もちろんです。「元気なうちからの予防」がオーラルフレイル対策のカギです。


■ まとめ|お口からはじめる、健康長寿

食べる・話す・笑う——
これらはすべて、お口の健康から始まります。

お口の“ささいな衰え”は、気づいたときから対策することで改善が可能です。
ご本人はもちろん、ご家族で気づいたときも、お気軽にご相談ください。


📍織田歯科医院
〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
📞 0564-25-1818
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