【第53回】子どもの歯ぎしり、どうしたらいい?
〜放っておいても大丈夫?いつ受診すべき?〜
こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。
「夜中に子どもが歯ぎしりしていて心配…」
「ギリギリ音がうるさいけど、治療は必要?」
そんなお悩みの保護者の方は意外と多いのではないでしょうか?
今回は、子どもの歯ぎしりの原因や対応方法、受診の目安について、わかりやすくご紹介します。
子どもの歯ぎしりは珍しくない?
実は、子どもの歯ぎしりはとてもよくあることです。
統計によると、乳歯の生えそろう3歳ごろ〜小学校低学年の間に、一時的に歯ぎしりをする子は約3〜4割にのぼると言われています。
特に「ギリギリ」「キリキリ」といった音が聞こえると、保護者の方は驚かれるかもしれませんが、成長過程のひとつとして自然に治まることが多いのです。
歯ぎしりが起こる理由
子どもの歯ぎしりには、いくつかの要因があると考えられています。
🦷 かみ合わせの調整
乳歯が生えそろう、または永久歯に生え変わる時期には、歯と顎のバランスをとるために自然と歯を擦り合わせる動きが出ることがあります。
🛌 睡眠中の無意識な動き
眠っている間に体がリラックスし、無意識に歯ぎしりすることがあります。夢の影響・睡眠サイクルの変化なども関係している可能性があります。
💭 ストレスや緊張
環境の変化(入園・進級・家庭の変化など)によるストレスや不安が、歯ぎしりとして現れることも。
大人と同様に、心と体がつながっているのです。
基本的には様子を見て大丈夫です
ほとんどの子どもの歯ぎしりは、成長とともに自然に収まるため、すぐに治療が必要ということはほとんどありません。
ただし、次のような場合は一度歯科医院で相談するのがおすすめです。
🟡 歯科受診をおすすめするケース
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歯ぎしりが毎日続いている
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歯が削れて短くなってきた
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顎の痛みや口の開けづらさを訴える
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話すときに違和感がある
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いびき・歯並び・噛み合わせが気になる
特に、歯が欠けていたり、歯ぐきに異常がある場合は要注意です。
必要であれば、マウスピース(ナイトガード)などを用いて歯を守る処置も検討します。
ご家庭でできるケアとポイント
子どもの歯ぎしりに対して、家庭で意識できることもあります。
🌙 就寝前のリラックス
夜の歯ぎしりは、興奮状態のまま寝てしまうと起こりやすくなります。
就寝前はテレビやスマホを控え、絵本や穏やかな音楽などで落ち着いた時間を作りましょう。
💬 日常の声かけ
不安やプレッシャーを感じていると、体に力が入ることがあります。
「大丈夫だよ」「ゆっくりでいいよ」といった声かけが、お子さんの安心感につながります。
🍽️ よく噛んで食べる
日中にしっかり噛んで顎を使うことは、噛む力の発達とストレス解消の両方に効果的です。
よく噛む食材(にんじん・ブロッコリーなど)を意識的に取り入れるのもおすすめです。
よくあるご質問
Q. マウスピースは子どもにも使えるの?
→ 子どもの歯並びや成長に応じて、専用のソフトタイプのマウスピースを作成することも可能です。
ただし、全てのケースで必要になるわけではなく、使用の有無は歯科医師の判断となります。
Q. 歯ぎしりで歯並びが悪くなったりする?
→ 歯ぎしり自体が歯並びを悪化させるケースは少ないですが、歯の摩耗や位置のズレがある場合は、歯並びにも影響を与えることがあります。
まとめ
子どもの歯ぎしりは、決して珍しいものではありません。
多くは成長の過程で自然に落ち着いていきますが、症状が強かったり、歯に明らかな影響がある場合は早めにご相談ください。
「これって様子を見ていいのかな?」という段階でも、気軽にお声かけいただければと思います。
織田歯科医院では、お子さんの成長を見守りながら、丁寧にサポートさせていただきます。
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