【第28回】詰め物と被せ物の違いって?

   

〜精密な詰め物=ダイレクトボンディング〜


こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。

歯科治療を受けていると「詰め物」「被せ物」という言葉をよく耳にしませんか?
「なんとなく違いはわかるけど、具体的にどう違うの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実はこの2つ、治療の対象となる歯の状態や削る範囲、治療方法が大きく異なります
さらに当院では、「精密な詰め物」として“ダイレクトボンディング”という治療にも力を入れています。

今回は、詰め物と被せ物の違いと、ダイレクトボンディングの特徴について詳しくご紹介します。


詰め物ってどんなもの?

詰め物(インレー)は、歯の一部分だけを補う治療です。
たとえばむし歯の範囲が小さく、歯の大部分が残っている場合に行われます。

通常、歯型をとって技工所で金属やセラミックの「インレー」を製作し、それを歯にはめ込む形で修復します。
この方法は昔からある治療ですが、型取りや仮封、複数回の通院が必要です。

そこで近年注目されているのが、ダイレクトボンディングです。


被せ物はどう違うの?

被せ物(クラウン)は、歯の全体を覆う修復法です。
むし歯が大きく歯の形がほとんど残っていない場合や、神経を取った後の歯など、強度が必要なときに用いられます。

クラウンは、歯を周囲からしっかり削って“帽子”のように被せるため、比較的多くの歯質を削る必要があります

素材は、銀歯・CAD/CAM・セラミックなどがありますが、歯ぐきとの調和・見た目・耐久性などを考えて選ぶことが大切です。


違いをまとめると…

比較項目 詰め物(インレー・ダイレクトボンディング) 被せ物(クラウン)
修復範囲 歯の一部(部分的) 歯全体(全面的)
適応 小〜中程度のむし歯 大きなむし歯、根管治療後など
歯の削除量 最小限に抑えられる 多く削る必要がある
見た目の自然さ ダイレクトは非常に自然で審美性が高い セラミッククラウンは非常に自然
治療回数 ダイレクトなら1回で完了することも可能 通常2回以上

精密な詰め物=ダイレクトボンディング🦷✨

当院では、小さなむし歯や古い詰め物のやり替えなどに対して、ダイレクトボンディングを積極的に採用しています。

これは歯科医師がその場で、色や形を1本ずつ丁寧に調整しながら、レジン(樹脂)を直接盛り上げていく治療法です。

仮歯や型取りが不要で、その日のうちに自然な仕上がりが得られることも多く、歯を削る量も最小限に抑えられます。


ダイレクトボンディングのメリット

✅ 見た目がとても自然(色合わせ・透明感も再現可能)
✅ 歯の削除を最小限にできる(健康な歯を守る)
✅ 接着精度が高く、むし歯の再発リスクが少ない
✅ 金属を使わないので安心(アレルギーもなし)
✅ 通院回数が少なく、1回で終わることもある

また、細かい部分の“段差”や“隙間”を抑えられることで、二次むし歯の予防にもつながると考えられています。


どちらの治療が合っているかは、お口の状態次第!

「できれば詰め物で済ませたい」「歯をなるべく削りたくない」という気持ちはよくわかります。
ですが実際には、歯の残り具合・むし歯の広がり・かみ合わせなどを総合的に判断して、治療法を決定する必要があります。

当院では、無理に被せ物にすることはありません。
まずは歯を守る」を第一に考え、詰め物で対応できる可能性があるかを慎重に診査した上で、
その中でも、できる限り審美的で再発リスクの少ない方法=ダイレクトボンディングをご提案しています。


小さなむし歯のうちに、精密な治療を

むし歯は進行するほど治療が大がかりになり、費用も時間もかかってしまいます。
だからこそ、定期検診で早めに発見し、精密な詰め物(ダイレクトボンディング)で治すことが大切です。

「気になるむし歯がある」「昔の詰め物が変色してきた」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。


📍織田歯科医院
〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
📞 0564-25-1818
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