【第38回】歯ぐきが下がってきた?

   

〜見た目だけじゃない。健康にも影響する歯ぐきの変化〜

こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。

「最近、前より歯が長くなったような…」
「歯の根元が見えてきた気がする」
「冷たいものがしみるようになった」

それ、“歯ぐきが下がっている”サインかもしれません。

歯ぐき(歯肉)が下がることで、見た目が気になるだけでなく、知覚過敏・むし歯のリスク増加・歯の動揺など、様々な問題が起こる可能性があります。

今回は、歯ぐきが下がる原因と対策、放っておくとどうなるのか、日常でできる予防法まで、わかりやすく詳しく解説します!


■ 歯ぐきが下がるとどうなる?

歯ぐきが下がる=歯を支える骨や組織が後退しているサインです。

その結果…

  • ✅ 歯が長く見える(審美的な問題)

  • ✅ 根元が露出し、しみやすくなる(知覚過敏)

  • ✅ **むし歯になりやすい部位(根面う蝕)**がむき出しに

  • 歯周ポケットが深くなり、歯周病が進行しやすい

  • ✅ 最終的には歯のグラつきや喪失のリスクにも

「痛みがないから大丈夫」と思って放置すると、**気づいたときには歯を残せなくなっていた…**というケースもあります。


■ 歯ぐきが下がる主な原因とは?

🪥 1. 歯みがきの圧が強すぎる
→ 力まかせにゴシゴシ磨くと、歯ぐきや歯の根元のセメント質が削れて後退します。

🦷 2. 歯周病
→ プラーク(細菌のかたまり)により歯ぐきが炎症を起こし、組織や骨が破壊されることで後退します。

😬 3. 歯ぎしり・食いしばり
→ 強い咬合力が歯や骨に過度な負担をかけ、歯ぐきの変化・骨の吸収が生じやすくなります。

📉 4. 加齢
→ 年齢を重ねるにつれ、自然と歯ぐきは少しずつ後退する傾向があります。

🦷 5. 不適切な補綴物や矯正治療後のケア不足
→ 合っていない被せ物・詰め物、または矯正治療後のケア不足も原因になることがあります。


■ セルフケアでできる予防と対策

歯ブラシはやわらかめ&ペングリップで持つ
→ 筆記用具を持つように軽く握ると力が入りすぎません。

歯ぐきを傷つけない“バス法”での歯みがき
→ 歯と歯ぐきの境目に45度で毛先をあてて、小刻みに磨く方法。

デンタルフロス・歯間ブラシを併用
→ 歯ぐきの中までプラークを落とすことで、炎症を予防。

ナイトガードの使用(必要な方)
→ 食いしばり・歯ぎしりがある方は、マウスピースで負担軽減を。

口腔内の乾燥を防ぐ
→ 唾液が少ないと炎症が起きやすくなります。こまめな水分補給も大切です。


■ 歯科医院でできる治療とケア

🔍 歯周病検査・プロフェッショナルケア
→ 歯周ポケットの深さ、出血、歯の動揺などをチェック。

🦷 歯石除去・クリーニング(PMTC)
→ セルフケアで落としきれないプラークやバイオフィルムを除去。

🪥 ブラッシング指導とセルフケアアドバイス
→ 自分では気づきにくいクセをプロがサポート。

💡 知覚過敏がある場合は専用の薬剤塗布やレジンで保護
→ 見た目のカバーや痛みの緩和にも対応。

🧬 歯周組織再生療法(重度の場合)
→ 歯を支える骨や歯ぐきを再生する高度な処置も、当院で対応可能です。


■ よくある質問(Q&A)

Q. 歯ぐきが下がるのを完全に防ぐことはできますか?
→ 加齢など自然な後退はゼロにはできませんが、進行を防ぐことは可能です。正しいケアと定期管理が大切です。

Q. 見た目が気になるときの方法はありますか?
→ 当院ではダイレクトボンディングや審美的な歯周形成処置も可能です。

Q. 冷たいものがしみるのは歯ぐきのせい?
→ 可能性は高いです。歯の根元(象牙質)が露出すると、温度刺激に敏感になります。


■ まとめ|歯ぐきは歯の“土台”。今こそ見直しを

「歯ぐきが下がってきた気がする」

それは、歯からの“お知らせ”かもしれません。

歯そのものだけでなく、「歯ぐき」「骨」などの土台を守ることが、将来の自分の歯を守る第一歩です。

気になる方は、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
織田歯科医院では、見た目・予防・機能のバランスを考えたサポートを大切にしています。


📍織田歯科医院
〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
📞 0564-25-1818
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