【第56回】歯ぐきから血が出る原因とは?

   

〜放っておくと危ないサインかも!?〜

こんにちは。岡崎市稲熊町の織田歯科医院です。

「歯をみがくと歯ぐきから血が出る」
「最近、歯ぐきが腫れてきた」
「フロスを使ったら血がついてびっくりした…」

そんな経験はありませんか?

今回は、歯ぐきからの出血の原因や、早めに受診すべきサイン、予防のポイントまで、わかりやすくお伝えします。


歯ぐきの出血は“よくある”けれど、“そのままにしてはいけない”

歯ぐきからの出血は、実はとても多くの方に見られる症状です。
しかしそれが当たり前になってしまっていると、重大な病気の初期サインを見逃してしまう可能性があります。


歯ぐきから血が出る主な原因

① 歯周病(歯肉炎・歯周炎)

最も多いのが、歯周病による出血です。

歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯ぐきに炎症を起こし、歯を支える骨や組織をじわじわと壊していく病気です。
初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、痛みがなくても出血だけが起こることがあります。

進行すると「歯周炎」となり、

  • 歯ぐきの腫れや痛み

  • 歯がグラグラする

  • 口臭が強くなる

  • 膿が出る

といった症状が現れ、最悪の場合は歯を失うこともあります。

② 歯みがきの圧が強すぎる

硬い歯ブラシでゴシゴシ磨いたり、力を入れすぎると、歯ぐきが傷ついて出血することもあります。

歯ぐきに優しい「やわらかめの歯ブラシ」を使い、軽くなでるように磨くのが理想です。

③ フロスや歯間ブラシに不慣れ

初めて使うと出血することがありますが、これは歯ぐきが炎症を起こしているサインでもあります。
正しく使い続ければ、数日で出血が減っていくことがほとんどです。

④ ホルモンバランスの変化(妊娠・更年期)

妊娠中の女性や更年期の方では、ホルモンの影響で歯ぐきが敏感になることがあります。
この場合も、優しいケアと定期的なチェックが大切です。

⑤ 全身疾患や薬の影響

糖尿病や血液疾患、または抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)を服用している方では、歯ぐきから出血しやすくなることがあります。
お薬を服用中の方は、必ず歯科医にお知らせください。


歯ぐきの出血、放っておいても大丈夫?

❌ 「そのうち止まるから大丈夫」は危険です!

特に歯周病の場合、自覚症状が出にくく、気づいた時には進行していることが多いのが特徴です。

以下のような症状がある方は、できるだけ早めに歯科を受診してください。

  • 毎回の歯みがきで出血する

  • 歯ぐきが赤く腫れている

  • 歯が浮いた感じがする

  • 口臭が気になる

  • 歯と歯の間に物が詰まりやすい

これらは、中等度〜重度の歯周病のサインである可能性があります。


歯ぐきからの出血を防ぐには?

🪥 正しい歯みがき習慣を身につける

  • 毛先がやわらかい歯ブラシを使う

  • 力を入れすぎず、優しく磨く

  • 歯と歯ぐきの境目を意識して磨く

  • 1回あたり2〜3分、毎食後のブラッシングを習慣に

🦷 歯間ケアも取り入れる

フロスや歯間ブラシを使うことで、歯ブラシでは届かない汚れを落とすことができます。
出血がある場合も、正しく続けていくことで健康な歯ぐきに改善されていきます。

🦷 定期検診でプロのクリーニングを受ける

毎日のセルフケアに加えて、**3〜6か月ごとの歯科検診・クリーニング(PMTC)**がおすすめです。
見えない歯石や細菌のかたまり(バイオフィルム)をしっかり除去することで、歯周病の予防・改善につながります。


まとめ

歯ぐきからの出血は、お口からのSOSサインです。
「少し血が出るくらい…」と見過ごしているうちに、重症化してしまうことも。

織田歯科医院では、歯ぐきの状態を丁寧にチェックし、あなたに合ったケア方法をご提案いたします。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町8−40
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